フィラリア予防の注意事項!!
2016年03月28日
フィラリア予防の注意事項
4月になると本格的にフィラリアシーズンとなります。今回はフィラリア予防の注意事項を幾つか上げて行きます。
①フィラリア検査は必要か?
近年、フィラリアの予防薬の購入方法は動物病院以外に、インターネット、訪問獣医?、集合注射会場等いくつも選択肢が有ります。正規の予防薬を購入すれば予防効果はどこで購入しても同じです。しかし、予防薬を安全に服用出来るか?を調べている・調べていないと言う大きな違いが有ります。
フィラリアの予防薬はフィラリア感染が有る子が服用すると命の危険が有る場合が有ります。当院でも数年に一度は感染している事を知らずに動物病院以外で購入した予防薬を飲ませてショック状態で運ばれて来るワンちゃんがいます。
予防薬である以上、ワンちゃんに危険が無い使い方をしましょう。その為には出来るだけフィラリア検査を実施してからの服用をお願いします。
②フィラリア予防は早く始めた方が良い?
フィラリア予防薬は注射などの数ヶ月〜1年有効な物以外は全て未来予防型の薬では有りません。蚊によって体内に注入されたフィラリアの子虫を1ヶ月づつ駆虫する薬です。つまり、蚊が出ていない時期からあらかじめ服用していても予防効果は変わりません。
また、辞める時期も重要です。未来を予防しませんので、最後の投薬以降に蚊に刺された分は次の年に駆虫する事になります。最後の投薬後に蚊がいないかしっかり確認しましょう!!
③フィラリアの薬にはいろいろなタイプがあります。
フィラリア予防薬は錠剤タイプやジャーキータイプ、注射、スポットタイプと様々です。また効能もフィライアのみの駆虫、フィラリアと消化管寄生虫駆除、フィラリアとノミ・ダニ予防がセットになっているものなどこちらも様々です。当然効能が違うので費用も異なります。ご利用になられている薬がどのような物か一度ご確認下さい。
まだまだ注意事項は有りますが、以上3点が一番質問が多い物になります。シーズン前に一度動物病院で今シーズンどのような予防が良いか獣医師と相談されてみてはどうでしょうか?
当院では4月中旬から5月中旬までフィラリア予防と狂犬病接種の方で混雑が予想されます。お時間にゆとりを持ってご来院下さい。