重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

2013年08月31日

三好インター動物病院です。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について、新たに発表がありましたので、情報をアップしておきます。

SFTSは人に感染すると発熱、消化器症状を発現させ、重症化すると死亡する事もある危険なウイルス病です。
動物では感染は確認されていますが、病状を発現するものは確認されていません。

今まで、人での感染は日本では九州、中国地域でのみ確認されています。

今回新たに発表された情報として、愛知県内では確認されていないようですが、隣の静岡県に生息するマダニから本ウイルスが検出されたとのことです。また三重県、岐阜県の猟犬や鹿から本ウイルスに感染した痕跡が見つかったとも報告されています。

残暑がまだ続いています。少し涼みに山や川へ出かける方もまだまだ多いと思います。マダニが生息する場所へ入る時は出来るだけ長袖長ズボンの着用をお勧めします。
また、犬、猫が住宅までマダニを付けて帰ってしまう事が多いです。犬、猫のマダニ予防も同時に行なう事をお勧めします。